じめじめする梅雨の時期。部屋干しに困っていませんか?

じめじめする梅雨の時期。室内干しに困っていませんか?

ダイキン工業の調査結果によると、住宅内の空気で最も不快度が高い季節は、暑い夏や寒い冬よりも「梅雨」だったという。調査ではさらに、「部屋干し」について詳しく聞いている。部屋干しの実態や上手な干し方について見ていくことにしよう。【今週の住活トピック】
「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」を公表/ダイキン工業雨の日などには「部屋干し」をする人が多数派

ダイキン工業が、洗濯物の部屋干しの実施状況を聞いたところ、「毎回部屋干ししている」は22.8%、「状況に応じて部屋干しすることがある」は62.0%と、部屋干しを実施する人が8割を超える結果となった。

この調査の対象が首都圏の共働き世帯男女400人であることから、勤務日の日中は家にいない共働き世帯では、「部屋干し」がよく行われているということだろう。

共働き世帯における部屋干し実施率(出典/ダイキン工業「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」より転載)

共働き世帯における部屋干し実施率(出典/ダイキン工業「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」より転載)

また、リンナイの「【熱と暮らし通信】『洗濯』に関する意識調査」でも、洗濯物の干し方について聞いている。こちらの調査対象は全国の男女1000人で、「日常で最も多く行っている干し方」と「雨の日の干し方」に分けて聞いている。結果は、「日常の干し方」で「外干し」が66.1%、「部屋干し」は29.7%と外干しが多いが、「雨の日の干し方」では「部屋干し」が70.0%、「乾燥機」が17.4%と部屋干しが多数を占めた。共働き世帯に限らず、雨の日は部屋干しという人が多数なのだ。

「部屋干し」のお困りごとは、場所を取る、乾かない、臭くなる

実は筆者についていえば、部屋干しを最もよく行う時期は3~4月、花粉症で外干しができないからだ。
部屋干しには、花粉やPM2.5、排気ガスなどの付着や紫外線による劣化を避けられるというメリットもある。

一方で、部屋干し特有のお困りごとも多い。ダイキン工業の調査で「部屋干しで困ること」を聞いたところ、「場所を取る」(41.6%)、「カラッと乾かない」(41.3%)、「洗濯物が臭くなる」(38.3%)、「時間がかかる」(37.5%)、「部屋がジメジメする」(32.4%)が上位に挙がった。

部屋干しにおける困りごと(出典/ダイキン工業「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」より転載)

部屋干しにおける困りごと(出典/ダイキン工業「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」より転載)

さらに「部屋干しで工夫していること」を聞いたところ、7割以上の人が洗濯物の間をあけたり、エアコンや扇風機の風を当てたりと、なんらかの工夫をしている一方で、2割以上の人が「何もしていない」と回答した。

部屋干しで工夫していること(出典/ダイキン工業「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」より転載)

部屋干しで工夫していること(出典/ダイキン工業「住宅内の空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」より転載)

部屋干しの工夫、プロが助言する効果的な方法とは?

では、具体的にどういった工夫が効果的なのだろうか?

ダイキン工業のリリースでは、家事アドバイザーの矢野きくのさんが次のポイントを挙げている。
・臭いは乾くのに時間がかかって菌が繁殖することによるので、エアコンの除湿機能を使って素早く乾かす。
・エアコンの除湿機能は干す30分くらい前から使うとより早く乾燥できる。
・エアコンの吸い込み口の近くに干すほうが湿気を素早くとれる。
・風の通りをよくするために、洗濯物同士はできるだけ離し、風の当たる面積を広くする。

また、リンナイのリリースでは、洗濯家の中村祐一さんが次のポイントを挙げている。
・臭いの原因菌は汚れがあって湿っている状態が続くと増殖するので、こまめに洗う。
・お湯を使うことで繊維や皮脂汚れが緩んで汚れが落ちやすくなる。
・衣類が乾くポイントは「服の表面積を広げる」「空気の流れをつくる」ことなので、洗濯物を広げた状態で換気扇をつけたり、扇風機や除湿器と併用したりするとよい。

さらに、干す場所については、リクルート住まいカンパニーのリリースで、「部屋物干しスペース」や「ランドリールーム」を紹介している。部屋干しのスペースを確保することで、時間や天気を気にせず干せるだけでなく、洗って干してたたむなどの「洗濯動線」が短くなるメリットもある。

ランドリールームを設置する際の注意点として、次のポイントを挙げている。
(1)エアコンを設置したり、自然の風が抜けるようにして「風通しの良い場所」にする。
(2)浴室や洗濯機置場との位置関係を考慮する。
(3)収納まで一気にできるようにファミリークロゼットを設置する。
(4)着脱や昇降が可能な物干しを選ぶ(使わないときに邪魔にならない)。

筆者の部屋干しの場所は、主に浴室だ。浴室乾燥機が使えるし、狭い空間なので短時間で乾く。加えて、人の目につかない場所という利点もある。ただし、洗濯物の数が多いとそれぞれが重なってしまうので、こまめに洗うことで解消している。電気代などの光熱費を気にする人もいるだろうが、プロの助言を参考にして、それぞれの家庭のライフスタイルに合う工夫をしたい。

●参考サイト
・リンナイ「【熱と暮らし通信】『洗濯』に関する意識調査」
・リクルート住まいカンパニー「梅雨の時期でも困らない!家事効率もアップ?室内物干しスペース、メリットと注意点」

引用元: suumo.jp