庭でBBQは非常識?

自分でやれば楽しいが、人にやられるとムッとくる。世の中、そんなことばかりですが…居住環境という観点でみた場合、物議をかもすのが「自宅でのバーベキュー」。皆でワイワイ、お肉パクパク、お酒も進む。今回は、お庭で行うバーベキューと近隣住民との関係について考えてみました。

まずは、やる側、やられる側の言い分を

バーベキューをやる側の言い分は次のようなものです。

・自宅の敷地内でやって何が悪い
・敷地内のタバコは良くてバーベキューがなぜ悪い
・人生楽しんで悪いことがあるのか

次に、やられる側の言い分を

・煙で洗濯物が大変なことになってしまう
・大勢で騒ぐ騒音が耳障り
・ゴミが分別されてない場合がある

うーん、なるほど。確かに、それはそうだという感じですね。では、法的にみて自宅でのバーベキューはアリなのでしょうか。

法的にはどうなのか

先にいってしまうと、自宅でのバーベキューは法的に問題ないようです
公園や河原には「バーベキューの禁止条例」がある所が多いようですが、住宅にはこのような条例はありません。消防法からみると、ダイレクトに地面を焼く「野焼き」は禁止されていますが、そんなことはするはずもありません。バーベキューグリルを使えば、調理的にも法的にも問題なし。また、「明日、うちの庭でバーベキューをやるのですが、良いですか?」なんて許可をとる必要もありません。

しかし、後を絶たないトラブル

隣人のバーベキューが迷惑だと、警察に通報するなどのトラブルは起こっています。その最たるものとしては、話題になった「岐阜県バーベキュー殺人事件」でしょう。これは、ゴールデンウィーク中に自宅の庭でバーベキューを開催していたところ、隣人から「音がうるさい」と突然刃物を持った男が現れ、殺害に至ってしまったというもの。この犯人は常日頃から近所の方々から警戒されるような振る舞いをしていたということですが、結果として最悪のケースを招いてしまいました。

バーベキューを自宅で開催する際に気を付けたいこと

やるのは楽しいバーベキューですが、少なからずその隣人の中にはそれをうとましく思う方々もいます。では、自宅でバーベキューを開催する際に注意すべき点とは何でしょうか。ご近所さんとは長い付き合いになり、しょっちゅう顔も合わせます。やはり、なるべくご迷惑はかけたくないものですものね。

<夜遅くまで開催しない>
これは、絶対です。皆が落ち着いて1日の疲れをとっている時間帯に、お酒の酔いも手伝っている騒ぎ声をあげることは、マナー違反です。できれば、昼に初めて夕方には終えるようにしましょう。

<ゴミの分別はしっかりと>

ゴミ捨て場に分別されていないバーベキューゴミが置かれていた場合、ただでさえ当日にイライラな感情を覚えてしまっているのに、後になって「分別もしていないじゃないか!」となると怒りがふつふつとよみがえってきてしまいます。主催者は、参加者にゴミを分別するよう徹底しましょう。また、もちろん主催者自身で最終確認をすることも忘れずに。

<できれば、事前の挨拶を>
「明日、バーベキューを開催するので、ご迷惑をおかけすると思いますが、何卒宜しくお願いします」と近隣住民に一言を。これをすれば、「隣近所を気にかけている」と感情的な怒りを少しでも軽くすることができるとともに、その時間帯には洗濯物を干さないなどといった事前対策もすることができます。

いかがでしたでしょうか。仲間との関係づくりに一役買ってくれるバーベキューで近隣との関係を壊してしまっては良くありません。また、バーベキュー開催を快く理解してもらうためには、普段から挨拶をするというように、常日頃からの関係づくりも大切になってくるのではないでしょうか。

忘れてはいけない悲しい事件

自宅庭でバーベキュー中、男性刺され死亡 「うるさい」隣家の26歳男逮捕 岐阜・瑞浪
https://www.sankei.com/west/news/170508/wst1705080015-n1.html