不動産経営者は不安との戦い?

「経営者は良いよな、自分の好きなようにやれて」。このように友人から言われる経営者の方も多いのではないでしょうか。そしてこんな時、経営者の方はこのように思うことでしょう。「いやいや、経営者は楽なことばかりじゃない。いっそ社員の方が気楽で良いよ」と。それはそうでしょう。何故ならば、全ての責任が自分自身に降りかかってきてしまうからです。事業が上手くいっている時は良いかもしれませんが、上手くいかなくなってしまうと外部関係者や取引先、社員などから一斉に責任を問われてしまいます。そう、経営者は日々不安なのです。今回は、経営者の抱える不安について解説します。

経営者の抱える不安の種類とは

社員の立場では味わうことのない、経営者特有の不安。その不安は主に下記になります。

<事業がこれからも上手くいくかという不安>
日々耳にする企業の倒産情報。これは、社員の立場からすると他人事と捉えることも多いかもしれません。しかし、いざ経営者の立場からすると「明日は我が身」となることもあるでしょう。同業他社の倒産ともなれば、社員は「ライバルが減った」と捉えるところ、経営者は「何故倒産?原因は?ウチでも起りえるか?」と捉えることでしょう。

<自分の判断がもたらす結果に対しての不安>
経営者の日常は、決断の連続です。事業の進め方や取引内容、人材採用に至るまで、全てにおいて最終決定権を持っています。つまり、そこからもたらされる結果については、全て自分に責任があるのです。もちろん、人間は間違った判断をしてしまいがちです。通常であれば「良い勉強になった、次に活かそう」で済むのですが、それでは済まないのが経営者。大きな失敗をしてしまうと企業の売り上げが下がったり、最悪倒産してしまいます。そうなってしまうと、社員やその家族の生活に影響が出てしまうのです。自分一人の判断が与える影響の大きさと範囲の広さ。これが経営者の不安につながるのです。

<社内に同じ立場の存在がいないという不安>
仕事帰りにお酒を飲みながら仕事の愚痴を言い合い、ストレス解消をするということも経営者はできません。社員同士であれば成立するこのような日常風景も、経営者が気軽にできるものではありません。例えば、経営者が仕事の愚痴を社員に話すとします。これに対し、社員はどう思うでしょうか。自分が責められているように感じるかもしれませんし、また会社の行く末に不安を持つかもしれません。そう、経営者は気軽に愚痴を言ってストレスを発散させることもできず、不安はつのるばかりなのです。

経営者の不安を軽減する方法

経営者といえど一人の人間。感じる不安はうまく軽減していかなければなりません。経営者の不安解消法は下記になります。もちろん、業績を上向きにすることも効果大ですが、これは同じく不安も生み出してしまうため、ここでは割愛します。

<経営者の集まりに参加する>

経営者同士の情報交換会や交流会は多く開催されています。社内に同じ立場の人がいない経営者にとって、外部で出会う同じ立場の人です。同じ悩みを抱え、同じ夢を持つ者同士、存分にお酒を飲みながら愚痴を言うことができます。あまり外部の人に社内に関する話をしてしまうのは考えものですが、経営者にとっては貴重な場になることでしょう。

<パートナーや家族に癒しを求める>

対人関係における不安は、人との関わりにおいて癒すのが一番です。経営者が全てをさらけ出して癒しを求められる相手はやはりパートナーや家族。この存在は、金銭的なつながりよりも一個人としてのつながりが強いため、損得抜きで接することができます。自分の弱い部分を安心して見せることのできる相手に「素の自分」を受け止めてもらうことは、不安やストレスの軽減に大きな効果があります。

<成功者の名言を読む>

苦労の末に成功を掴んだ経営者は多くいます。そして彼らは名言を残している場合も多く、これが経営者の「明日への糧」となります。想像から発せられる理想論でない実体験からくる一言の言葉は、どんな経営理論よりも経営者に勇気と希望を与えてくれます。

これを読まれた経営者の方、ぜひ上記などで日々の不安を軽減していただければ幸いです。また、社員の方は経営者の不安を知っていただき、その不安を軽減させてあげるためにも、今まで以上に業務に勤しんでいただければと思います。